営業の世界で、「トップセールスの人は全員上手い」と思われがちです。しかし、新卒からずっと営業をやってきて感じるのは、必ずしも上手い人=トップ層ではないです。トップセールスには、色んなタイプの人がいます。山に色んな登り方があるように、営業にも色んな極め方があります。
晩成型の先輩の例
私の先輩に晩成型のトップセールスがいます。仏のように優しく、その人間性にいつも惹かれます。その優しさからか彼は営業っぽくなく、あまりやり手な印象はありませんでした。本当に説明も基本に忠実で、キラキラの営業ではなく、大人しい営業マン。しかし、その実績はトップセールス。先輩は10年くらいあまり目立たず、11年目くらいにトップセールスの地位を手に入れました。
私が一緒に仕事をした数年間、先輩はいつも淡々と仕事をこなしていました。トップセールスになった今も昔も変わらず、コンスタントに地道に取り組んでいます。私は4年目くらいに結果が出ましたが、もし、自分が10年間思ったような実績が上がらないという状況が続いていたら、途中で心が折れて辞めていたかもしれません。
私以外にもそういう人は圧倒的に多いでしょう。
先輩の成功の秘訣は、きっといい時も悪い時もモチベーションに左右されず、コツコツと努力を続けたことです。
でもそのコツコツが難しい。
「石の上にも三年」ということわざがありますが、「石の上にも十年」と言いたいくらいです。特別なテクニックや才能がなくても、地道に努力を続けることが最終的に大きな成果を生むのです。努力を続けることも才能の1つかもしれないですが、、、
皆さんは、どれくらいコツコツできそうですか?
コメント