新卒から営業を続けてきた中で、感じたことがあります。それは、基本的にTOP中のTOPは順位に変動があっても、その顔ぶれはほとんど変わらないということです。TOP層の下位と中間層の上位がたまに入れ替わる程度で、常に上位にいる人たちは変わらず、トップに位置する習慣がついている人が常にTOP層にいます。
私自身の経験では、半年ごとに会社で行われる集まりで、車の販売や車検の件数など各分野のTOP5が資料に掲載されていました。しかし、その顔ぶれはほとんど変わらず、いつか自分もここに載りたいと思いながらも、その壁は高く感じていました。
小さな1番から始める
資料をよく見ると、JAF(日本自動車連盟)の加入件数に関する項目でのTOP5は、他の項目と比べて件数が少ないことに気付きました。いきなり車の販売でランクインするのは難しいけれど、JAFなら手が届くのではないかと考えたのです。そこで、次の半年間はJAFの加入件数で誰よりもトップを取ることを目標にしました。
結果、1位になることができ、それが大きな自信につながりました。この経験を通じて学んだのは、「小さいことでもTOPになる習慣」が重要であるということです。小さな成功体験が、自分の行動を変え、次第に大きな目標達成へとつながっていきました。
大きな成功へのステップ
1. 小さな目標を設定する
初めから大きな目標を設定するのではなく、達成可能な小さな目標を設定します。例えば、特定の製品の販売数や特定のサービスの加入件数などです。ここで重要なことは、ここなら勝てると見込めて、可能性があること。どんなに小さいことでも大丈夫。もし、結果が難しければ、提案数などプロセス面など工夫して目標を決める。例えば「提案数1番」など何でもいいから達成したら自信を持って1番と胸を張れる目標を選びを行う。
2. 全力で取り組み1番になる
設定した小さな目標に対して、全力で取り組みます。この過程で得られる成功体験が自信となり、次のステップへと進む原動力になります。どんな小さいことでも1番になるために徹底して行う。上手い目標を見つけることができると、自分は意識していても、ライバルはそこに意識が向いていないという状態になります。その状態でしっかり1位の座に着くこと。
3. 成功体験を積み重ねる
小さな成功体験を積み重ねることで、自然と大きな目標達成への道が開けてきます。TOPに立つための習慣が身につき、次第に大きな成功へとつながっていきます。最初は小さいかもしれないが、積み重ねていけば大きな目標に少しずつ近づいていきます。最初は目指すことも難しいと思っていたことが、いつの間にか目の前に。射程圏内になってきます。
まとめ
営業の世界で成功するためには、最初から大きな目標を追い求めるのではなく、小さな1番を作ることが重要です。小さな成功体験を積み重ねることで、自信をつけ、次第に大きな目標達成へと近づいていきます。小さな意識と努力が、大きな結果をもたらすのです。営業のトップを目指し、日々の努力を惜しまないようにしましょう。
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